最近、3年生存率とか、5年生存率の情報について、色んな見解やニュースがあるので少し混乱している方もいるかもしれません。
生存率とは「がんの診断後、生きているかどうか」を調べることが必須であるため、病院が患者さんを追跡調査することになります。
これはある程度規模な大きな病院しかできない作業ですし、精度が求められます。
「この患者さんは連絡つかなかったから分からなかった」という例外を減らすことなどが求められるわけです。
生存率高い=良い病院、というシンプルな図式を患者さんが抱いてしまうのは仕方がないことがですが、それを逆手にとって「都合のよい生存率」を発表することは可能です。
個人のクリニックが自社サイトに掲載している生存率などは少し疑ってかかる必要があります。
ですので、信頼できる機関が出した、信頼できる数字を知る、ということが需要です。
というわけで、生存率を把握したい場合は、全国がんセンター協議会のサイトを参照しましょう。
部位別、施設別の生存率などが参照できます。